Injury

けが(外傷)

けが(外傷)

外傷は、外力(機械的、物理的、化学的)により生じた組織・臓器の損傷をさします。傷は受傷の原因・状態によって切り傷、擦り傷、刺し傷、咬み傷などに分類されます。

治療

受傷後すぐに処置が可能であれば、汚染した組織の除去(デブリードマン)や、縫合などの外科的な処置を行います。

受傷から処置を行うまでの適切な時間は、顔の傷なら24時間以内、手足や体の皮膚であれば6時間以内が適切といわれており、それ以降になると細菌感染のリスクが高くなるため縫合などの処置が困難になる可能性があります。

外傷をきれいに治すためには、はじめの治療がとても大切です。形成外科ではけがをしたときの状況やけがの種類に応じて、創をなるべくきれいに直すように心がけて治療しています。

日常生活での注意点

傷跡をできるだけきれいに治癒させるためには、治療期間中の日常生活での注意が必要です。

傷の保護

治療中は傷口を清潔に保ち、外部の刺激から守ることが大切です。紫外線にさらされると傷跡が色素沈着を起こしやすいため、傷が完全に治るまで日焼け止めを使うことをおすすめします。
傷跡は時間が経つことで次第に目立たなくなることが多いですが、早期の適切な処置が重要です。傷が治癒した後も、傷跡を少しでも目立たせないようにケアを続けることで、理想的な治癒を促進できます。もし傷跡が気になる場合や進行が心配な場合は、早めに相談しましょう。